第24回 理学系研究科・理学部 技術シンポジウムを開催
技術シンポジウム実行委員長 川島孝(共通系/化学専攻)
9月15日午後1時より、理学部1号館西棟2階206号室において「第24回理学系研究科技術シンポジウム」が開催された。
このシンポジウムは、理学系研究科技術部に所属して教育・研究に関わる技術系職員が、技術の向上および様々な分野にわたる技術支援活動の公開と進展を目的として、日頃の技術支援業務の成果報告と意見交換を行うための場である。
西原技術部長の挨拶に引き続き、下記四人の技術系職員の発表に移った。
各発表とも質疑、討論が活発に行われ盛会であった。
今年度定年を迎える大城技術専門員の発表は、長年従事してこられた重イオンビーム装置の開発・管理業務に関して、研究者の要望に応えるため途切れることなくスキルアップしてきた技術力を傾注した歴史の総まとめであった。
生物科学専攻の野崎久義准教授による特別講演「オス特異的遺伝子“OTOKOGI ”の発見:技術的な背景と発展」は、野崎准教授を代表とした研究グループが発見したオス特異的な遺伝子“OTOKOGI ”にかかわる技術的な背景から発展までの研究の内容を裏話的なユーモアを交えながら分かりやすくお話いただいた貴重な講演となり、聴講者は深く聞き入り、改めてバイオテクノロジーや植物学に興味を擁いた様子であった。
(当日のプログラム PDFファイル)
■技術発表■
・「附属植物園 ツツジ園の紹介」
田中健文(生命科学系/附属植物園)
・「教育・研究活動支援のためのTV会議システム活用について」
藤代知子(共通系/物理学専攻)
・「臨海丸のドレッジ採集で得られた城ヶ島産棘皮動物」
○幸塚久則・杉井那津子・関藤守(生命科学系/附属臨海実験所)
・「原子核科学研究センターにおける重イオンビームの開発」
○大城幸光(機器分析・実習系/原子核科学研究センター)、山家捷一、渡辺伸一、久保野茂(CNS)
■特別講演■
・「オス特異的遺伝子“OTOKOGI ”の発見:技術的な背景と発展」
野崎久義(大学院理学系研究科生物科学専攻・准教授)
シンポジウム終了後、情報交換会が行われた。
西原技術部長の乾杯の挨拶のあと、野崎准教授、坪野教授、事務部からは平賀事務長・大木副事務長および他学部から出席された技術系職員二名を交えて、理学系研究科技術委員会が企画し、当日午前に行われた「技術系職員対象の安全衛生の講和・全学組織化経過説明」および上記の技術シンポジウムの話題で活発に談論が行われた。
出席者相互の親睦も十分に深められ、有意義な会となった。
最後にこのシンポジウムを開催するにあたり、理学系研究科技術委員会および事務部の関係者そして多くの方々のご支援とご協力をいただき、成功裏に実施することができたことをこの場を借りて改めてお礼申し上げる次第である。
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技術部長西原教授のご挨拶を いただく |
田中健文技術系職員の講演 | 発表に聞き入る聴講者 |
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野崎准教授による特別講演 |